プレキャストコンクリート造
2015/11/22
プレキャストコンクリート造とは鉄筋コンクリート造(以下 RC造)建築物の種類を指す。
RC造における一般的建築方法は鉄筋を組み、鉄筋の周りに型枠を設置し、
鉄筋と型枠の間にコンクリートを現場で流し込む方法で行われる(在来工法)。
それに対しプレキャストコンクリート造は工場において生産された配筋済みの
コンクリートプレートを組み合わせて建築を行う。
既製品コンクリートプレートを使用することにより、現場での作業効率が高く、
短期間での施工が可能である。
また、型枠に流し込んだ際に発生するコンクリートの気泡やセメントに含まれる
水分量等も、工場での生産であるため均一であり、
施工者の技術レベルによる仕上がりの差異が出づらい点も特徴と言える。
但し、コンクリートプレートの搬入車両は大型であるため、建築予定地の前道路、
土地の間口に一定以上の広さが求められる。
また、既製品の組み合わせであるため、特殊な形状の建物を建築する場合には
不向きであるとされている。