確定測量
2015/11/22
確定測量とは、隣接する全ての土地所有者から測量により示された境界の位置に
争いがないことを確認する旨の確認書(筆界確認書)を添付した状態で
測量作業を行うことを指す。
一般的に測量というと、単純に一段の土地の形状・面積を測定することを指すが、
確定測量は測量の結果弾き出された計測結果を隣接する土地所有者全員が
確認して納得した状態となる。
現行法上では確定測量を完了していない土地に関しては、
分筆・合筆等が原則認められていないため、将来、これらの作業を行う予定の土地を
購入する場合には、
確定測量が完了しているかの確認を行う必要がある。
但し、土地面積が小さい等の事情により分筆等が不要な土地に関しては、
必ずしも必要な作業ではない。
また、隣接地の所有者は、必ずしも民間人・企業であるとは限らない。
道路に関しては市や県といった行政機関が所有しているケースが大半であり、
道という形状の特徴から(土地が細長く多くの民地と隣接している)
道路自体の境界に争うがある場合などは、確定測量が行えないケースもあるので
注意が必要である。